11月10日(日)に宮崎で行われたトライアスロン大会、「第5回日本エイジグループナショナルチャンピオンシップ/シリーズファイナル(2024/宮崎)」にレジ番が出場し、無事に完走してきました。一人遠征で気ままに宮崎グルメも楽しんできたので、レースレポート半分、グルメレポート半分で旅の記録を残そうと思います。長くなってしまったので、興味があるところへ目次から飛んでください。
目次
大会について
どんな大会?
公益社団法人日本トライアスロン連合(JTU)がエイジトライアスリート向けに開催するシリーズ戦「JTUトライアスロンエイジグループ・ナショナルチャンピオンシップシリーズ(エイジNCS)」の対象大会に出場し、各年代で入賞したり、ポイントランキング上位に入ると出場権が与えられます。詳しく知りたい方は公式サイトを見てみてください。簡単にまとめると年代別のシリーズ最終戦で、どこかの大会で活躍した人ばかりが集まる大会です。
レジ番はまさか自分に出場権があるとは知らず、JTUからエントリー案内メールが届くまで、同日程で開催される「ツールドおきなわ」にエントリーしようとしていました。どちらにエントリーするか悩みましたが、出場権が必要な大会は次のチャンスがあるかどうかも分からないので「チャンスがあるときに出ておこう!」と宮崎行きを決めました。
種目について
レジ番はスイム1.5km+バイク40km+ラン10kmを走る「スタンダード」に出場しました。スタンダードのほかには距離が半分の「スプリント」も開催されていました。前日の土曜日にはエリートのレースやキッズクラスのレースもやっています。
どんな会場?コース?
宮崎県宮崎市、空港から車で20分弱、JR宮崎駅からは車で10分の場所にある「みやざき臨海公園、一ツ葉有料道路周辺特設会場」にて行われました。スイムは宮崎臨海公園の北ビーチに設営された1周750mのコースを2周、バイクは公園のすぐ隣を通る一ツ葉有料道路を中心に1周20kmのコースを2周、ランは公園内の歩道で1周2.5kmのコースを4周しました。
ランのコース横にはハンバーガーショップがあり、応援に来ている人たちはそこのテラス席から観戦していました。コースが入り組んでいるので、1周のうちに何度も声をかけることもできそうでした。
リザルト
女子総合 37位/98人
年代別カテゴリーF35-39 4位/7人
総合記録 2:30:48
タイム | 種目順位 | |
スイムラップ | 0:25:20 | 34位 |
バイクラップ | 1:10:32 | 9位 |
スプリット | 1:39:23 | 26位 |
ランラップ | 0:51:25 | 67位 |
宮崎遠征 スケジュール
2泊3日の遠征中、どのように動いていたかまとめます。
宿は宮崎駅前のビジネスホテルで2泊しました。
日曜日の夜に帰るよりも月曜日に帰るほうがトータルで安かったので、今回は土曜日入りで月曜日帰りです。宮崎駅から空港への移動は電車もバスもあって交通の便が良く、レースが終わったらレンタカーを使う必要もないため、空港で借りて日曜日のうちに駅前の営業所で返却しています。
11月9日(土) レース前日
7:55 羽田空港発
10:00 宮崎ブーゲンビリア空港着
レンタカーを借りて「おくのうどん店」で昼食
12:30 会場到着
受付・バイク組立
大淀川までサイクリング(20kmほど)
会場の動線確認
「BEACH BURGER HOUSE」でハンバーガー
16:00 ホテルにチェックイン。
夕食は「平家の郷 アミュプラザ店」で宮崎牛のステーキ。
駅前のスーパーで地元のものを物色しつつ翌日の朝食やドリンクを調達。
11月10日(日) レース当日
5:00 起床
6:30 出発
6:50 会場到着
7:30 トランジションオープン
→レースで使うものをセット
8:00~9:00 スイム試泳→8:30頃に入る
9:10 第6ウェーブ SD女子20歳~39歳 スタート
レース詳細はレースレポート項目をどうぞ
11:40頃 ゴール、無事完走
12:00 トランジションオープン、バイクピックアップ
バイクをパッキングして撤収
ホテルでシャワー、ウェアの洗濯、お土産調達、レンタカー返却まで済ませて夜の市街地へ
11月11日(月)
8:30 ホテルチェックアウト
宮崎駅前のロータリーから空港連絡バスに乗る
9:00 宮崎ブーゲンビリア空港着
10:30 宮崎ブーゲンビリア空港発
12:00 羽田着
→高速バスでバスタ新宿→小田急線で狛江駅
最終日は帰るだけなので、特に何があるわけでもなかったのですが、ウェットスーツが乾ききっていないせいか、お土産を追加したせいか、預け荷物の重量20kgをオーバーしていてスーツケースから荷物を抜いて機内持ち込みにしました(汗)
レースレポート
スイム
当日の会場アナウンスで海水温が20度を越えているという情報があったのでウェットスーツは袖なしのロングジョンを選択。実際に水に入った時の印象は暑くも寒くもなくちょうど良かったのでこの選択は正解。
一応堤防の中とはいえ、全国屈指のサーフポイントである宮崎の海。関東の東京湾内の海では経験したことないくらい大きな波の中を泳ぎました。波の高さに合わせて上下に動く感覚に最初戸惑い、同じカテゴリーの選手や第1ウェーブスタートで2周目に入った選手が入り乱れる集団の中でこのまま泳ぐのは危なそうだったので、一度ゆったりと泳いで落ち着いてから自分のペースを刻むようにしました。
慣れてきたら大きな波も楽しくなってきて、うまく波に乗ってスピードアップする感覚もうっすらと掴めました。まだまだ経験不足なので、これからもっといろいろな海を泳いでみたくなります。
最終的に1:43/100mのペースで泳いでいたので、だいたいいつもOWSで泳ぐときのペースに落ち着いていました。
トランジション1 スイム→バイク
スイムが終わり、陸に上がって走ってトランジションエリアに向かいます。
ウェットスーツを脱いで、バイクに乗る用意をして、乗車OKのリマウントラインまで手元の計測では3:56でした。スイム終了からリマウントラインまでは約300mでした。
事前に動線の確認をしていたつもりでしたが、焦って少しバイクを通り過ぎてしまいました。あと単純にウェットスーツを脱ぐのが周囲と比べて遅かったです。
それ以外は特に忘れ物することもなくこなすことができました。
ここのトランジションが一番ややこしいので、トライアスロン初心者としては、無事終わるだけでホッとします。
バイク
一応得意種目なので頑張りたいところ。
一ッ葉有料道路を約2往復+公園内で1周20kmのコースが設定されていました。有料道路を北上する時はかなり向かい風が強くて我慢の時間、逆に南下する時はそこまで強く踏まなくてもアベレージスピードが落ちないので、ランに向けて脚を温存させながらこなす時間になっていました。
使用したバイクはこちら。
Frame FACTOR OSTRO VAM2.0
Wheels CADEX 50ULTRA
Components SHIMANO DURAACE R9270
Tire VELOFLEX CORSA RACE TLR 700×25C
Saddle CADEX AMP
Handle Stem BLACK INK
一人飛行機遠征なので何かトラブルがあると自力で対応できなさそうなため、TT用のDHバーは付けず、いつも通りのロード仕様で走りました。
今まで走ったトライアスロンレースの2大会、富士河口湖や横浜はコーナーが多かったり緩やかにアップダウンしていたりして、ロード仕様のままでも大きく不利に感じることはなかったですが、今回はほぼ真っすぐなコースだったのでやはりDHバーはあったほうが良いと感じました。
たとえ同じタイムだったとしても、ランに向けて温存ができますし、同じ出力だったらタイムは明確に速くなるだろうなと。このあたりのトライアスロン向けの機材アップデートがまだ伸びしろとして残されているので、出場レースに合わせて考えていこうと思います。
アベレージ35.4km/hで走り終えて、種目別の順位では女子9位。
もう少しバイクの順位は上に入りたかったところですが、ドラフティング禁止で前走者と10m以上離れるために足を緩める時間が多くなってしまったということもあったので、このあたりもスマートにこなせるように経験を積んでいく必要がありそうです。できるだけ脚を使わないことと、できるだけ速く走ることの2つのバランスの見極めがまだまだ足りない部分でした。
トランジション2 バイク→ラン
バイクからランに切り替える2回目のトランジション。
ディスマウントラインで降りてバイクをもって、自分の荷物が置いてあるエリアまで走ります。
1回目のトランジションと同じく、今回も自分のラックを見失って少し通り過ぎました。疲れていたのか、単純に予習不足だったのか…
やはり周囲の選手よりのんびりでしたが、ここでも忘れ物なく無事にトランジション完了しました。手元の計測で1:38でした。
ラン
最後は一番苦手なラン10km。
前回の5月の横浜では「最初から突っ込んであとは粘る」という作戦で自分としてはとてもいい走りができたので、今回もその作戦をとりました。
しかし、走り始めてからだが動かないというか、とても怠い。最初の1kmが4:50ペースでまったく突っ込んでいけていない…
結局そのまま粘りつつもずるずるペースダウンしながら10km走って最終的には5:12/1kmの51:25でランを終えました。
公園内の遊歩道を中心にコースが設定されていましたが、海沿いは舗装に砂がのり、さらに小雨が降り始めたことで滑りやすくて、ラン初心者にはどう走ったらよいのか分かりませんでした。緩いアップダウンも加わって難しかったです。
レースまとめ
どこかの大会で活躍した猛者ばかりが集まる大会で場違いなのではないかと心配でしたが、走ってみたらとても楽しくて、エントリーして本当に良かったです。
リザルトを見るともっとできることがあったような気もしてくるんですが、健康診断が生活習慣の結果発表ならトライアスロンは運動習慣の結果発表みたいな競技だと感じるので、ここまでの積み重ねが単純に足りなかったんだと思います。怪我をせず、体調を崩さず、コツコツとやっていくことが一番大事なんだろうと。今回はそれができていませんでした。
エイジナショナルチャンピオンシップということもあって、過去に出た大会よりも会場全体が少しピリッとした緊張感に包まれていたような気がしました。それでもやはりトライアスロンの大会なので明るく楽しいことには変わりなく、コース沿道からの応援の声は途切れないし、ゴールテープを切る選手にはずっと温かい拍手が送られていました。
エイジグループの大会なので20代から上は90代まで参加していました。マスターズカテゴリーが充実していて、これだけ活気があると、これからも元気に楽しくスポーツを楽しんでいきたいと改めて実感しました。
宮崎グルメ情報
その土地の食を楽しむのは遠征の醍醐味。
今回は事前に宮崎出身の友人からおススメのお店リストをもらっていたので、それを道しるべにして、たくさん美味しいものを食べてきました。
おくのうどん店
友人おすすめ。あつあつでふわふわなうどん。柔らかい麺に出汁が美味しい。セルフ式。宮崎のうどんは朝から食べられるそう。種類がたくさんあって迷ってしまったので、後ろに並んでいたおじさんにメニューの解説をしてもらい、とりあえず全部乗っているスペシャルにしました。定番は「じゃこ天玉かうどん」とのこと。
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The BEACH BURGER HOUSE
トライアスロン会場のみやざき臨海公園内にあり、レース中はテラス席から応援できます。オーシャンビューでロケーション最高。ハンバーガーを食べまして、肉汁たっぷり、バンズはサクサクで美味しかったです。ドリンクバーになっています。
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平家の郷 アミュプラザ店
レース前日なのでホテル近くで済ませたいけど、お肉が食べたくてこちらに。宮崎牛のステーキにご飯とみそ汁でエネルギーチャージ。アツアツの鉄板で運ばれてきて食べながら焼いていくスタイル。宮崎市内に何店舗かあるようで、トライアンスロン会場近くにも1軒ありました。
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おぐら 本店
チキン南蛮は外せないので友人おすすめのおぐら本店へ。普段は行列ができる人気店のようですが、土砂降りだったせいか並ばずに入れました。チキンは胸肉でたっぷり付いてくるタルタルソースと相性抜群。大きいですがペロッと食べれます。店内の雰囲気が「ザ・洋食屋さん」なところも素敵です。
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宮崎フェニックスブルーイング
地元のクラフトビールは外せない。店舗の奥で醸造、手前がタップルームでキャッシュオンデリバリー。店内がアットホームな雰囲気なので、東京から来たことを伝えると常連さん達からおすすめの美味しいお店の情報をたくさんもらえました。ビールはもちろん美味しいです。和梨のSaisonと国産生ホップのFarmhouseAleを飲みました。
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しろきじ 本店
フェニックスブルーイングで得た情報をもとに、ビールを飲みながら仲良くなった東京から出張で来ていたお姉さんと一緒に、美味しい焼き鳥を求めて行ってみました。目の前で焼いてくれる串が美味しい!あれこれ少しずつ食べれるのも良いです。ワインとのペアリングも推しているようでした!
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Beer Market BASE
もう1軒クラフトビールのお店があると友人から聞いていたのでこちらにも寄ってみました。7月に新しい醸造所をオープンさせたそうで、なんだか勢いがある感じです。あと何だかカッコイイ感じです。SourAleを飲みましたが、かなり好みでした!東京のお店にも卸しているそうなので、出会えたら積極的に飲んでいこうと思います。
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麺屋 つつみ 本店
Beer Market BASEでカウンター隣にいたカップルからおすすめされて、締めに辛麺を食べてきました。オーダー表で辛さレベル・麺の種類・量・トッピング・ご飯の有無を選べたのですが、よく分からなかったので店員さんに「辛いの大丈夫。ご飯なしで他はおすすめで」と伝えて、出てきたのは辛さレベルは不明のこんにゃく麺+並+卵トッピングでした。締めにピリッと美味しくいただきました。
▶MAP
気ままな一人旅だからこそフットワークの軽さを活かして、行き当たりばったりに食べ歩いてきました。
宮崎の皆さんに色々とおすすめを教えてもらい、1回の遠征では制覇できないくらい沢山のお店がGoogle mapの保存リストに追加されています。宮崎の食の豊かさが素晴らしかったです。地方の日曜日の夜とは思えないほど街に活気がありました。
またレース後から大雨だったせいで、ほかの観光地に行けなかったことが心残りでもあるので、遠征でも旅行でも何でもいいのでもう一度訪ねたい場所になりました。次回も楽しみです。
これで今季のSHIDOトライアスロン部のレースはすべて終了しました。すでに来季に向けて準備が始まっていますので、またすこし成長して次のレースに臨みたいと思います。
Bicicletta SHIDO ビチクレッタ シド
東京都 狛江市 和泉本町3-31-7北見ハイツ1階
☎03-5761-8205
✉info@biciclettashido.com
定休日:毎週水曜、木曜
営業時間:平日12:00 〜 20:00、土日祝日13:00 〜 20:00
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