12月1日(日)、全日本選手権CX前ラストのJCX戦である「弱虫ペダルPresents松伏シクロクロス2024」にSHIDOから選手18名、応援・サポート3名の総勢21名で参戦してきました。
こちらの大会は昨年初開催で今回が2回目。会場は埼玉県松伏町・まつぶし緑の丘公園。車なら外環や東北道からのアクセスが良く、自走でも都内から江戸川サイクリングロードを北上するルートで行くことができます。
会場のまつぶし緑の丘公園は、芝生が広がっている「広場ゾーン」、林や頂上に展望台がある「里山ゾーン」、野鳥観察などができる「水辺ゾーン」の3つのエリアからできている公園で、里山ゾーンには標高25mの丘があり、「関東平野のど真ん中に丘?」と不思議に感じる地形。
話によると、もともと水田が広がっていた場所で、開発で出た残土を活用して造成した公園なんだそうです。丘の頂上からは広がる関東平野、遠くには山並み、富士山も筑波山も見えます。住宅地の中にあるので日頃から地域の皆さんの憩いの場として親しまれているようでした。レース観戦にも地元の方が多く訪れていました。とても素敵な公園です。
全日本チャンピオンの織田聖選手の地元ということで、昨年は織田選手がコースを監修しており、全体的にコース幅は広く、アップダウンが繰り返され、ダイナミックなレイアウトでとても評判が良かったです。今年はJCX戦にパワーアップして開催です。
コースはスタート・フニッシュエリアやシケインがあるメインエリアと登りと下りをくり返す丘で構成されます。
選手を苦しめたのは登りと泥。繰り返される登りは斜度があって容赦なく脚を削りますし、かつて田んぼだったというだけあって数日前の雨の影響が残り、メインエリアや一部の丘の下りはマッドコンディションに。午後のレースの時にはだいぶ乾いていましたが、午前中はちゅるんと持っていかれそうなスリッピーな路面で、特に下りはライン取りを考えたり、轍をうまくトレースすることがポイントでした。
登りではフィジカルが、泥ではスキルが必要になり、選手にとっては大変ですが、快晴で12月というには暖かい気候もあって観戦者には絶好のシクロクロス日和だったと思います。とてもギャラリーが多くて、その声援が選手の走りを後押ししていました。
町をあげて大会を盛り上げていて、町の広報誌には松伏シクロクロスの特集が組まれているほど。行政がとても前向きなことがも嬉しいポイントでした。また、RCファンゲームというラジコンレースや、ランニングバイクのレースが大会内のコンテンツとして開催されていて、CXだけに留まらない新たな取り組みもあったので今後の展開が楽しみです。
そんな松伏シクロクロス、SHIDOのメンバーはMM60では全日本に向けて好調を維持しているマスケンが今回も優勝!WE1ではマイハが4位で安定のフルラップ完走!ME1では宇賀が一時は5位まで上がる攻めの走りを見せて7位でフルラップ完走!ほかにも前日から大会運営スタッフとして働く者、飛び入りDJをする者、自走観戦班、CX再デビューなど、シリアスにレースに臨む人もエンジョイする人も充実した1日になりました。レースの様子を写真と参加選手のコメントで振り返ります。
ME4・ME2
5年ぶりのシクロクロス 、ME4からの再スタート。
⚫︎コース
コースは小高い丘がある公園の芝生を走り回るパワーが主に必要なコースという前情報でしたが、深いわだちの重い泥セクションが至る所にあって、登るパワーと泥のコーナリングテクが必要なコースに変わってました。ME4は朝イチ8:30スタートで朝露が乾かない中、泥も芝生もしっとりした感じ。泥セクションはレース前日からできてた(らしい)
⚫︎参加者
都内から近いこともあって、ME4は100人超えのエントリー、出走93人となり、出走前は大渋滞を予想してたんですが、コース幅が広いので集団が詰まる事も少なかった。なんとなく、シーズン初回として参加してる人や初めてのシクロ参加してる人が多い印象でMTBの人もちらほら。
⚫︎使用バイク
本気で昇格を狙ってる訳でもなかったので、グラベルバイクに42Cのタイヤを付けて参戦しようとしていたら、招集15分前にシフトレバーが故障し、トップギアから変速できない状態に。
とてもレースに出れるコンディションではないので、チームメイト(ニゲさん)のTCXを借り、空気圧も調整する間もなく、1周だけ試走してそのままレースへGO。TCXは曲がりやすくて走りやすく、お陰様で無事に完走できました。
⚫︎リザルト&感想
No.96スタートで25位/93人
直前でバイクを借りて、ドタバタしたにしては良い初戦(TCXのお陰か?)。
ツールドおきなわに向けて積んできたトレーニングが登りで発揮できて大満足でした。1人で参戦してたらシフトレバーが故障した時点でDNSなので、完走できて楽しめたのはチームメイトのお陰です。(で締めておこう)
ME2 8/61位
自分が苦手な泥コンディションだったので、自己最高順位に自分が一番驚いてます笑
序盤の落車混雑を冷静に対処できたのと、最初から全力で登坂して前目に出れたのが功を奏したのだと思います。
ただ、テクニックは全く無いおかげで、疲労が出てくる後半では番手を徐々に落としてしまうという結果だったので、シクロの醍醐味が一番の課題であることを犇々と実感したレースでした。
次戦はまだ検討中ですが、今回を更新できるよう頑張ります!
MM60・MM50
JCX第7戦 松伏シクロクロス MM60(25人)に参加、トップゴール出来ました。 MM40(33人)の後ろで58人の同時スタート。スタート位置は4列目センター。 最初の上りの混戦を無事クリア(スムーズに抜くのは意外に得意(笑))、展望台ピークを全体順位で12〜13番手で通過。 後はひたすら我慢、体重1.5キロ増し増しの身体では,いまいちの上りスピードではありましたが、転倒/メカトラもなく、MM40の9番手相当で走り切り、MM60優勝となりました。 やっぱりMM40のトップグループ勢は速いです。 全日本宇都宮(MM60)まであと、2週間。やはり2連覇しなくてはいけないレース。 2週間で出来る事は少ないけど、大事な事は体調管理。 さてさてどうなりますやら(笑)
MM50 56位/100人出走
登りが苦手&先週の東北CX遠征で痛めた腰の影響もあり、いまいち調子が上がらない中迎えた松伏CX。
とにかく登りは出来る限り踏ん張って下りは確実に下って、何とかリザルト半分に食い込むことを目標にスタート。
1週目の登りを何とかこなし、下りながらS字のカーブを曲がるセクションで前の選手ドン詰まりに対応できずコースアウトし木に激突。ここで一気に10人ほど抜かれテンション駄々下がり、気を取り直し走り出したが2週目で全く同じコーナーにて同じ木に引っ掛かり激突。
5人くらいに抜かれジャージ左袖も破いてしまい意気消沈。
後はもうレースを終えるために黙々と走るのみ。ただ3週目以降肩の力が抜けたのかミスはなく淡々と走れるようになり、何とかラップは間逃れ4周回でゴール。
相変わらずミスした後、(気持ちを)リカバリーできない悪い癖が出てしまいました。今後の課題です。あと、あらためて、登りは嫌いだと実感。
WE1
Women Elite 4位 Full lap完走 試走をした感じスピードコースなので、完走はかなり厳し目だと思いましたが、長めの登りと少しルーズな路面の下りに助けられ、どうにか目標の完走ができました。夏場のMTBのトレーニングが今回結果につながったのではないかと思います。一方で平坦の加速感にはかなり課題があると改めて感じたレースでもありました。 再来週の全日本が開催される宇都宮はどちらも求められるコースなので、あと2週間ですが、少しでも良い走りができるよう調整していきたいと思います。 今回もたくさんの応援、そしてピットからのサポート、ありがとうございました。
登れないし下れないしで-1Lapの9位でした。
ただ今季は出たレース全てで自爆や巻き込まれで落車・メカトラでトラブル続きだったので、今回はトラブルなしで走れたのが何よりも良かったです。いつもサポートありがとうございます!
とても綺麗な公園で天気も良くて、午前のレースの応援だけでピクニックとして100点満点を叩き出してしまい、「楽しみすぎちゃってレース大丈夫かな?」と一瞬心配になりましたが、レース中は終始近くにMIVROの鈴木選手がいて良い緊張感で楽しく走れました。ずっと楽しい1日でした!
今回もたくさんの応援嬉しかったです。ありがとうございました!
ME1
ME1 7位
15番手で2列目。クリートキャッチは上手く行ったが、スタートのカオスな時間を上手く切り抜けられず、1周目は10番手前後を走行。
得意な登坂区間で地道に追い上げ、このレースでも鈴木来人選手とパックを形成。2人でペースを作りラスト2周で5位の沢田選手まで追いついたが沢田選手に千切られオールアウト。
来人にまで追いつかれ、抜かれて7位でゴール。
応援、サポートして頂いた皆様ありがとうございました。狙っていたレースだったので悔しい結果になってしまいました。
次戦は全日本選手権です。
このシーズンを象徴するようなリザルトを獲得したいです。
応援よろしくお願いします。
攻めの調整がうまくいき、シーズン最高の28位。
やる事をきちんとやると、それなりにリザルトがついてきて嬉しい。
全日本も頑張ります。
ちなみに午前中は会場DJしてもいいよ!!って事だったので会場を暖めていました。
チームメイトが踊ってくれて楽しかった〜
松伏CX ME1 -5lap(47位)
ゼッケンは73番と相変わらずの後方スタート。
レース開始直後のストレートと1コーナー付近で大規模なクラッシュがあったものの何とか回避し、順位を大幅に上げる事に成功する。
しかし、集団のペースにまたしても対応できず、2周目以降は徐々に順位を落としてしまう。登坂区間とダウンヒルではオーバーペースで突っ込んでいた選手がペースダウンしていた為、すかさずパッシング。キツいながらも、降ろされる前まで集中力を切らす事無く走る事ができました。
レース時間は30分程度しか走れていない事に変わりはないが、徐々に調子が上がっている事を実感できるレースでした。
2024年のレースは一旦お終い。次戦は年明けの千葉CXを予定してます。
ME1 82/87位
前日試走で自分の調子の良さとコースの相性がそこまで悪くないことを実感。全日本選手権の出場権を確実にするためにも、ゼッケンは45番でそれくらいでゴールすることを目標にしました。
スタートのペダルキャッチはうまくハマり、このまま行けそうってところで二回の落車に巻き込まれほぼ最後尾。気持ちを切らさず、フルガスで踏んでいきましたが、泥の処理や登りでペースをあげられず、3周完了手前で80%ルールで足切りになりました。
良い結果を取りたかっただけにとても悔しいレースだった。落車に巻き込まれても順位を中盤まであげられた選手はいたし、そもそも落車に巻き込まれる位置を走っていた自分が悪いと反省し、全日本までに調子をさらにあげたいと思います。
また、急遽スペアバイクのサポートをしてくれたニゲさん、ガイさんありがとうございました。結果には繋がらなかったですが、最悪の状況にならないという安心感はとても助かりました。
引き続き、みなさん、応援をよろしくお願いいたします。
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