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全日本自転車競技選手権大会ロード・レース 女子マスターズ

SHIDOのレジ番ことサヤ選手が全日本選手権ロードレース・女子マスターズに出場し、2位に入賞しました。
1週間前まで不調そうだったので心配しておりましたが、納得のいくレースが出来たようで安心しました。
もしかしたらあまり知られていないかもしれないですが、レジ番とは休日の姿で平日はフルタイムで会社勤めをしています。決して多くはない練習量ながら、周りをよく見て自分が有利になるように立ち回っているところに身内ながら感心させられます。

レースレポート

10/24(日)に行われた全日本ロードの女子マスターズ、WMクラス2位でした。
優勝した唐見さんはスタートしてすぐに同時スタート混走の50・60代男子の先頭の方へ消えていきました。別の次元で負けられない戦いがあったようです。
現地でサポートや応援してくれた皆さま、ありがとうございました。とても心強かったです!
メッセージを送ってくれたり、ラップクリップを更新しまくりながら応援してくれた皆もありがとうございました!

10/23(土)の朝イチの便で広島へ。
羽田空港で自転車を預ける際にバッテリーの事を聞かれましたが、変速機であることを伝えたうえでSHIMANOの公式サイトを見せて「これを入れています」と説明したら問題なく預けられました。

広島空港到着後レンタカーを借りて、会場の森林公園へ行きU23やエリート女子のレースを見ながら試走準備。
受付は事前に送られてきていたQRコードを見せるだけでとてもスムーズでした。
日が傾き始めるころに試走開始。コーナーの多いコースなので出来るだけ頭に入れるように努めながら2周。
S/F地点で記念撮影をしてみたり。エリートに出た時にはこんな余裕なかったな。

広島市街地に取った宿にチェックインして、エネルギーチャージして22時ごろに就寝。

レース当日は4時半起床。朝食を軽く食べて出発。
朝は結構寒かったので、アップオイルをしっかり塗り、公園内の坂道を使って普段以上にしっかりアップ。
温まった体が冷えないようにウィンブレはスタート前ギリギリまで着ておく。

Photo:Itaru Mitsui

1周12.3kmの広島県中央森林公園サイクリングロードを5周回61.5km、女子マスターズは50代、60代の男子マスターズと同時スタートの混走レース。
先に30代、40代の男子マスターズが8:00にスタートした後、時差3分を付けて8:03にスタート。

1周目のスタート直後の下りは前方に並んでいた50・60代の選手の脚力やスキルにバラツキがあって中切れだらけ。
1周ちょっとかけて同じくらいのペースで回れそうな15人くらいの集団を形成。

女子2〜4位の私・ IMEレーシングの手塚さん・サイタマサイクルプロジェクトの廣瀬さんの3人が同じ集団内にいたので、表彰台に上がるためにパック内で脚を使わないように上手く立ち回る事を心がけて走る。
2周目ホームストレート前の駐車場の登りで廣瀬さんが遅れ気味になったことに気がついていたのに、その後の牽引を男性陣に任せてしまいペース上がらず、結局追いつかれて集団内の女子は3人のまま。
3周目の三段坂でまた廣瀬さんが遅れ気味に。表彰台を確定させるために、展望台への登りで手塚さんに声をかけて登り終わった後の下りでペースを緩めないようにする。集団内の女子が2人になったのでここから2位争い。
手塚さんとは何度か一緒のレースを走っているけど一度も先着したことナシ。2年前の全日本ではエリート女子でシングルリザルトも取っている…どうやったら先にゴールできるのか、この時点で全く分からない…脚を使ってもらうしかないか〜??みたいな。
純粋に坂を速く登る能力は相手の方が上。後ろについて見ていたら三段坂で私を千切っていきたいんだな〜というのが明らかだったので、とにかくそこを耐えられるように気をつける。

Photo:Itaru Mitsui

マスターズのレース中は三段坂が向かい風で、前で踏むのはきっと消耗するはず。私がしっかり着いているのか、それとも遅れているか、どちらかハッキリすると踏むのをやめてしまうと思ったので、どこにいるか分からないように死角に入って、出来るだけ長い時間脚を使ってもらう。
下り区間は混走の50・60代マスターズの中で下りがゆっくり目な方が間に入った時に、前方で踏んでペースを上げたり、地味だけど少しでも脚を使ってもらえるように動く。
最終周の三段坂での攻撃を耐え、展望台への登りへ。
今度は私がペースを上げてみる。反応されて着いてこられたらすぐにやめてスプリント対策、もしも手塚さんが遅れたらそのまま下りも踏んでゴールまでという作戦に。
結果、登りで置いてくることに成功。そのまま下りも踏んで2位でゴール。先頭からは2:41遅れでした。

こんな事言ってていいのか微妙ですけど、現実的に取れそうなリザルトの中で1番良い結果になりました。
一緒に遠征したマスケンさんは60代で2位!2人ともお土産を持って帰れてよかったです!

Photo:Itaru Mitsui

50・60代男子と混走ということもあって、スタート直後などは色々と難しいことも多かったんですけど、混走である事を上手く利用する事もできるので、この形式のレースにも慣れていきたいです。
今回は同じ集団中で女子の表彰台争いと60代男子の表彰台争いが行われていました。
それぞれに思惑があるのが今回のレースの難しいところ。
自分のカテゴリーだけじゃなく、他のカテゴリーの展開を少しでも頭に入れておけたら良かったなーと後から気がつきました…
そもそも中切れ対策でスタート時に一気に前に上がれるようにしなきゃいけなかったか…

おきなわやニセコが中止になって、何のために練習してるんだ?となった時もあったけど、一緒に練習してくれる皆んながいて本当によかった!
SHIDO練は女子の参加も増えきて、皆んなの練習になるように支えねばと思って走っていたんですけど、結局は自分が助けてもらってました。ありがとうございます。

今回マスターズカテゴリーができて実際に走ってみて、心身共に無理なく自転車競技を続けていけそうな環境が整ってきていることを嬉しく思います。引退のない市民ライダーとしては燃え尽きたりしないように、レースの厳しさと自分自身のモチベーションとのバランスをとりながら、これからも怪我なく長く続けていきたいと気持ちを新たにしました。また同時にエリートカテゴリーで走る選手たちへのリスペクトの気持ちも今まで以上に大きくなりました。観戦者として全日本ロードは毎回とても楽しみにしていましたが、今後はこれまで以上に応援に熱が入りそうです!

マスターズのロードは脚切りの基準も緩めですし、全日本のコースなのでそもそも1周長いですし、走っていて楽しかったので、もっと沢山の人が出て盛り上がっていくと良いな〜と思います。来年もマスターズカテゴリーが開催される事を願っております。

帰りの飛行機の前にしっかり回復に努めました。

使用機材

BIKE:SPECIALIZED S-WORKS ARMAC SL7(リコール対応済み)
COMPONENTS:R9170 DURA-ACE Di2
WHEELS:ROVAL CLX32 DISC CLINCHER
HANDLEBAR:ROVAL RAPIDE HANDLEBAR
SADDLE:SPECIALIZED S-WORKS POWER MIRROR
TIRE:VITTORIA CORSA G2.0 CLINCHER 25C
WEAR:BIORACER EPIC ROAD SUITS
EYEWEAR:BOLLE CHRONOSHILD
SHOES:DMT KR1

よく聞かれるのですが、ディスクブレーキローターはSRAM CENTERLINE X 2PEACE ローターで前後とも140mmです。

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