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茨城シクロクロス 第5戦 取手ステージ

2023年2月26日、茨城県取手市の小貝川リバーサイドパークで行われた茨城CX取手ステージに参戦してきました。

例年、小貝川といえばJCXシリーズ開幕戦として開催されることが多く、「(シーズン)明けましておめでとうございます」「今年もよろしくろくろす」といった挨拶が交わされる場でした。
国内トップレベルの選手の走りに度肝を抜かれる、昨シーズンのライバル達がどの程度仕上げてきているか確認する、ホームコースとして練習している選手は思い入れのあるコースで力を発揮できるか、シーズン開幕に合わせてバイクを用意してきた新米シクロクロッサーの姿もチラホラ…という具合に、シーズンインを喜ぶ熱気に包まれる大会でもあります。

今年は会場の都合で2月の開催となりましたが、シーズン終盤になってもモチベーションが高いライダー達の参戦で熱いレースが繰り広げられました。
残りのレース数も少ないため、今季の昇格や残留がかかる選手達には負けられない・落とせない戦いがあるのも要因かもしれません。
そういう店主もこれからシーズン最終盤にかけて、ME1残留のためにAJOCCポイントを集めに向かいます(汗)

大会の様子はME1に出走した吉澤選手からのレポートとフォトギャラリーでお伝えします。
故障を抱えながらレースを転戦する彼の、自身のフィジカルと展開に合わせた思考・判断は参考になることも多いのではないでしょうか。

ME1残留のために店長と共に出走。
強風により長いバックストレートが向かい風となり体力を奪うコースレイアウト。 各カテゴリーを見てもバックストレートを集団でこなしているため、いかに集団をまとめスピードに乗せられるかが求められた。
ゼッケン25、出走は3列目、一番右のラインに誘導された。ファーストコーナーは大きく右カーブのために兎に角インを付けば順位アップできると予想。ギアはローから3段目、ペダルは上死点にセットしスタート。予想通りイン側に突っ込むことで順位を上げられた。1週目はそのまま流れに乗りホームストレートも速いパックで進行でき結果的に14位でクリアする。
順位と気持ちとは裏腹に左脚は相変わらず酸欠を起こし、例の如く一番キツイ時間が訪れる。分かっているとは言え毎度悲しい時間だ。ここから30分までは我慢の時間。とにかく出来るだけ離されないようにしたい。しかし、店長の前で痛恨のスリップ。少しでも楽をしようとコーナーを突っ込みすぎたのが原因。ここで順位を5つ程落とす。店長は腰が痛いと言いながら颯爽と前に消えていった。
さらに我慢の時間。ホームストレートでは単独走にならないように前のパックまで無理して上がるか、後ろのパックを待つかを判断しながら進行。耐えながら脚が臨界点を超えるのを待ち、なんとかパックにぶら下がりながらこなすも31位(おおよそ最下位まで落ちる)。
30分を過ぎ始めると徐々に踏めるようになってきた。ここから耐える走りから前に追いつくことを意識できるようなった。6名ほどのパックとなり前は単独で25秒差ほど。追いつきたいので集団を回すように声をかけるも同調してくれる選手は2名のみ。均一に回れば順位アップでき楽もできるが意思が統一できない。そうなると同調してくれる選手のみで抜け出したいが一番強く引いてくれた選手がトラブルで離脱。結果的にここでスピードに乗せられなかったことが大きく、最終的に単独走をしていた前走者に追いつくことはできなかった。うまくいかなかったがラスト2週はホームストレートに入る前の林間区間でスピードアップしパックを縦に伸ばすことで後ろにぶらさがっている選手を落とすことができた。1名同調してくれていた選手と抜け出し結果的には25位でフィニッシュ。レースを終えた。
ロードレース的な展開が多く、立ち回りや走り方で順位変動が起きる面白いレースだったので自分の思考を整理するためにもレースレポート風に感想を書きました。チームメイトと感想を共有出来たら面白いと思っています。取り急ぎは来週の福島空港で残留のために頑張ります。応援ありがとうございました。

最近はレースを走るかたわらボランティアスタッフとして大会の運営をサポートしているチームメンバーも増えました。大会を支える一員として活動している姿はチームメイトそして誇らしいです。参加者としてレースに出るだけとはまた違った楽しさがあるのも良いですよね。各大会でボランティアの募集が行われていると思いますので、興味のある方は一歩踏み出してはいかがでしょうか。

Photo:abema/geese Works

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